長岡市・摂田屋の玄関口にある「LIS摂田屋」。そのお隣には、レンガ造りの煙突がシンボルの1831年から続く老舗醤油醸造会社「越のむらさき」さんがあります。
摂田屋は、味噌・醤油・日本酒などの発酵文化が根付く地域で、今もなお多くの醸造蔵が軒を連ねています。 江戸時代から続く土蔵造りの建物が残り、まるでタイムスリップしたかのような風景が広がります。
特に、「越のむらさき」さんは、摂田屋を代表する老舗のひとつ。 1877年に建てられた木造の醸造蔵は、国土の歴史の景観に貢献しているとして国の登録有形文化財に指定され、地元長岡市の「第一回都市景観賞」も受賞しています。
レンガ造りの煙突とシンボル「道しるべ地蔵」
越のむらさきの目印となるのは、レンガ造りの煙突と、店先に鎮座する「道しるべ地蔵」。
かつてこの地は、江戸と新潟を結ぶ交通の要所「三国街道」の分岐点でした。 道しるべ地蔵の台石には「右は江戸 左は山道」と彫られており、江戸時代の旅人たちを導いてきた歴史があります。今では越のむらさきさんの商標にもなっています。
工場見学で学ぶ、伝統の醤油造り
越のむらさきでは、事前予約制の工場見学を実施しています。 所要時間は約1時間。 実際の醤油製造の工程を間近で見学でき、職人のこだわりや醸造の奥深さを知ることができます。
事前予約制ではありますが、せっかく摂田屋に行くのなら工場内に入ってみるのもおすすめです。
「越のむらさき」の人気商品|新潟土産にもおすすめ
看板商品は、社名にもなっている「特選かつおだし 越のむらさき」。
発売当時の日本では出汁は自分で取るのが当たり前だったので、定着するまでにかなり苦戦。今ではどこの食卓にも越のむらさきのお醤油があると言ってもいいぐらい当たり前になりました。越のむらさきのだし醤油が無ければ、今も出汁を取る家庭は多かったかもしれません。
出汁の旨味が決められた醤油は、煮物や麺つゆ、卵かけご飯など、様々な料理に活用できる万能調味料。摂田屋観光の思い出に、ぜひお土産として美味しさを体験してみてはいかがでしょうか?